past

EXHIBITION 10/7-19|宇壽山貴久子写真展「Subway」

宇壽山貴久子写真展「Subway」
10/7(fri)→ 10/19(wed)

 

“Subway”

この作品は2011年の秋に初めてiPhone4sを手に入れたその日から始まった。
わたしはなにも考えずにいつのまにか目の前の乗客を撮り始めた。すると、見飽きていたはずの地下鉄の景色が、撮ることによってそれまでとは全く違うものとして浮かび上がった。特に、撮られていることを知らずに佇む無意識の表情は、凍りつくように静かで、ぞっとするような美しさがあった。これがわたしが見たかったものなのだと気づいた。以来、未知の顔を発見するために地下鉄で人々の写真を撮り続けている。
1930年代にウォーカー・エヴァンスはコートの裏に忍ばせた35mmカメラで乗客を撮影した。1980年代にブルース・デイヴィッドソンは身体を鍛えて危険な地下鉄の撮影に臨んだ。その他にも、ニューヨークの地下鉄は多くの写真家たちが様々な創意工夫を凝らして印象的な写真を撮影してきた歴史がある。わたしの「Subway」は、これらの歴史の上に成り立っている。

 

EXHIBITION|
宇壽山貴久子写真展「Subway」

[会期]2016年10月7日(金)-10月19日(水) ※10/12休廊
[時間]平日 13:00-20:00 / 土日 11:00-20:00
[入場料]無料

 

EVENT|
ギャラリートーク & 土井玄臣ライブ

[日時]10/8(sat)OPEN 18:30  START 19:00
[入場料]2,000円 (1ドリンク付)

▶︎ご予約方法 BOOK MARÜTEのオンラインショップからチケットをご購入してください。
https://book-marute.stores.jp/items/57c1552a41f8e899560050e3

 


PLOFILE|
宇壽山 貴久子 Usuyama Kikuko

宮城県出身。早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修及び米国Fashion Institute of Technology写真学科卒業。1997年から2013年までニューヨークで活動し、2014年より東京在住。
主な作品:「犬道場」でキャノン写真新世紀奨励賞受賞。宮城県のシャーマンを撮影した「オガミサン」(2007-2009)、ニューヨークのコミュニティーガーデンの四季を追った「Garden」(2009)など。 50歳以上の女性のワンピース姿を撮影する「ワンピースのおんな」(2009〜) を’暮しの手帖’に連載中.  2012年より地下鉄の人々にフォーカスしたiPhoneシリーズ「Subway」を撮影。
http://www.usuyama.com/

 

土井 玄臣 Doi Motoomi

大阪在住のシンガーソングライター。 これまでに 二枚の自主制作盤を発表。 2010年作『んんん』は、無料配布(送料まで)とそのクオリティで話題に。 現在は配布終了。 2011年『それでも春を待っている』(これレコード http://korerecords.web.fc2.com/) 2013年『The Illuminated Nightingale』をnoble(http://www.noble-label.net/) よりリリースする。 2015年『ぼんやりベイビーEP』ネット限定配信中

 


同時開催|

宇壽山貴久子写真展「犬道場」

MARUTE GALLERYでの写真展と会期を同じくして、同じ北浜アリー内のカフェ「206 TSU MA MU」でも写真展を開催します。

2002年にキャノン写真新世紀奨励賞を受賞したシリーズの展示です。

[会期]2016年10月7日(金)-10月19日(水)不定休
[時間]11:30-17:00
[会場]206 TSU MA MU(香川県高松市北浜町4-14)
MARUTE GALLERYから徒歩30秒
[入場料]無料
http://www.206quiche.com/

2016-09-13 | Posted in pastComments Closed