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EXHIBITION 8/19-28| 小檜山貴裕写真展 「シーインサイド・ザ・インランドシー」

決まりはひとつ。”せとうち”を撮りおろすということ。

京都から高速道路にのって、車を走らせる。海が見えた時の気持ちの高揚は、海から遠い街に住んでいるからだろうと思う。海岸沿いの道を行く。たまに車をとめて写真を撮る。

港から小さな船に乗って島を目指す。”せとうち”の範囲は広大でどこへ行ったらいいのかいつも迷う。迷いながら瀬戸内海に浮かぶいくつかの島へ渡ってはまた戻るということを繰り返した。その道中に”せとうち”があるような気がした。

小檜山貴裕


京都を拠点に活動する写真家小檜山貴裕による瀬戸内の撮りおろし写真展を開催いたします。8×10大判カメラなどを使用し瀬戸の島々を巡り、そこで出会った人や風景を静かにしなやかに切り撮った作品です。小檜山貴裕の写真の特筆すべき点は被写体の”素”を伝えてくれるところにあります。それ以上でもそれ以下でもないそのままの”素”を撮るのは実は非常に難しい事です。「私はこう見た」「良く見せよう」そういった私感や虚飾ではなく、彼の写真はあるべきもののあるべき姿はすでに美しいということを伝えてきます。島と人と海と、今の在る姿の美しさを捉えた、静かな存在の証明。

Gallery Main


EXHIBITION|
小檜山貴裕 写真展「シーインサイド・ザ・インランドシー」

[会期]2016年8月19日(金)-8月28日(日)※8月24日のみclose
[時間]平日 13:00-20:00 / 土日 11:00-20:00
[入場料]300円(ポストカード付)


PROFILE|
小檜山貴裕

略歴
1974年東京生まれ。
3歳から11歳までをアメリカ合衆国カリフォルニア州で過ごす。2008年の初個展以降写真作品の発表を続けている。主な個展に『二月のうち』(2008/mizuca)、『誰も僕に話しかけないだろう』(2012/galleryMain)現在京都在住。

個展
2008 写真展『二月のうち』(mizuca、京都市)
2008 PhotoExhibtion “ko-kai-kohiyama-ke” (Galerie im Medienhaven、Bremen)
2009 写真展『演出写真こーかい劇場』 (HaloGalo、京都市)
2012 写真展『誰もぼくに話しかけないだろう』 (galleryMain、京都市

 

写真集出版レーベルCITYRATpress所属作家としても活躍中。
CITYRATpress
http://www.cityrat-press.tokyo/

2016-08-05 | Posted in pastComments Closed