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MARÜTEの学校『文字の勉強』

MARÜTEの学校『文字の勉強』

開催:2019年4月〜10月(全12回)
定員:15名
参加費:70,000円(前納)※学生さんは3割引になります

 

会場:高松港周辺

【お申し込みフォーム】
https://goo.gl/forms/4VIrcMGCTtZBODf93

【開催スケジュール】
4月6日(土) 鳥海修 総論 文字をつくるということ
4月7日(日) 平野甲賀 

5月18(土)岡澤慶秀 パソコンを使います
5月19(日)岡澤慶秀

6月15(土)平野甲賀
6月16(日)平野甲賀

7月20(土)岡澤慶秀
7月21(日)岡澤慶秀

8月やすみ

9月21(土)岡澤慶秀
9月22(日)岡澤慶秀

10月19(土)平野甲賀 最後の2回はレイアウトの勉強にする予定
10月20(日)平野甲賀

【講師紹介】

平野甲賀  (kouga hirano)

1938年生まれ グラフィックデザイナー装丁家 手がけた装丁は7000冊
 ぼくらが小学生だった頃には、墨を摺って毛筆で文字を書く、習字の時間という
課目があって、手や友達の顔に、イタズラ描きをしたりして大騒ぎでした。そこで
ふと、近頃の小学生は文字をどのように書いているのか? ちょっと心配になって
きました。まさか、いまだに筆と墨ではないでしょうが…もしかしたら、キーボー
ドから文字をたたきだしているのでしょうか?
 ぼくが美術学校を卒業し、宣伝広告などを作る現場で働き出した頃、美しい文字
といえば、まず新聞、雑誌の活字、写植ときまっていました。それがいよいよパソ
コンの時代になってフォントというものが登場し、文章を綴りながら組版まで出来
てしまう、そのうえ写植なみの文字数も用意され、書体数もずらりと 揃えられて、
いまや、この上ないタイポグラフィーの環境といえます。
 しかし、ここで漢字・平仮名・片仮名などを自在に操る日本語。漢字で頑張る中
国・簡体字などの字形を考えたとき、その形に孕まれた歴史や思想をみすごすこと
はできません。文字は一様に整えられた形と組合わせから意味、つまり言葉が生ま
れます。その形は微妙に誇張されたり、ずれ動いたりしながら、情感を伝えようと
するのです。つまりこれが、われわれが取り組もうとしている象形文字なのです。
ひたすらえんぴつで文字を書くことになるかもしれません

 

鳥海修 (osamu torinoumi)

フォント制作会社「字游工房」の代表。書体設計士
いまもっとも注目をあびる書体設計の第一人者鳥海修さんが、今年は4月6日しか空いていない、ということで
マルテの学校開講日が決まりました。鳥海さんの最近の仕事、谷川俊太郎さんの新刊詩集の文字作りからはじまり、
文字を作ること、理想の文字とは何か、をお話しいただきます。
『文字を作る仕事』(晶文社2016年刊行)で第65回(平成29年)日本エッセイスト・クラブ賞受賞

 


岡澤慶秀 (yoshihide okazawa)

1970年長野県生まれ。多摩美術大学卒業。1994年字游工房入社。ヒラギノ丸ゴシック体ファミリー、游築見出し明朝体、ヒラギノUD角ゴ、秀英丸ゴシックなどの開発に関わる。2009年にヨコカク設立。こどものじ、どうろのじ、ドットのじをリリース。現在フリーランスのタイプデザイナーとして活動中。
受講者のみなさんと書体デザインをはじめる前に必要な準備から、漢字・ひらがな・カタカナを実際に制作するまでの情報を共有します。
自在にフォントつくるところまでいけるかどうか、みなさん次第

2019-01-28 | Posted in event & fair, newsComments Closed