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EXHIBITION 4/28-5/15|中川正子写真集「ダレオド」刊行記念展

中川正子写真集「ダレオド」刊行記念展

2017/4/28(fri)→ 5/15(mon)

中川正子の新作写真集「ダレオド」が完成しました。
その刊行を記念して、BOOK MARUTEにて2度目の写真展「ダレオド」を開催いたします。
昨年11月とは大きく作品も入れ替わり、以前お越しいただいた方にも新鮮な驚きをお届けできると思います。
GWの長期休暇を含む会期となっておりますので、ぜひ遠方の方も、足をお運びください。

 


EXHIBITION|
中川正子写真集「ダレオド」刊行記念展

[会期]2017年4月28日(金)-5月15日(月)会期中無休
[時間]平日 13:00-20:00 / 土日祝 11:00-20:00
[入場料]無料

 

EVENT|
中川正子写真集「ダレオド」刊行記念トーク(仮)

[日時]2017年4月29日(土)18:00〜(受付17:30〜)
[参加費]1,000円
▶︎参加申込はこちら
詳細は後日、お知らせいたします。

 


  STATEMENT

「誰も見ていないみたいに、踊って」

どこかの牧師が書いたそんな言葉を以前、アメリカのスーパーで見かけた。
その一文は心のどこかにすっと、静かに沈み、美しい景色となってずっと、わたしの中に存在しました。夢中で踊る誰かの姿とともに、いつしか、「踊る」という動詞は、わたしにとって、生き生きと生きることの、象徴になりました。

わたしは、ひかりを集めたい。
戦い争い傷つけ合うこと。不安や恐怖や絶望。
それらに抗う代わりに、わたしはひかりを粛々と集めたい。
わたしの、あなたの、彼らの、生きる日々にこぼれる、ひかり。
はかなく、強く、おだやかに、鋭く。
それらを余すところなく拾い、積み上げることは、わたしにとって、強い祈りのようなものです。歌が作れないから、歌の代わりに。踊るみたいに。

拾い集めたひかりの粒はやがて、わたしの手を遠く離れ、それぞれが呼応し合って、明るさを増してゆく。ひかりに包まれたひとびとは、抱き合って許し合い、恐れは消えてゆく。そこは、助け合い、分け合い、愛し合うひとびとの世界。そこからもう、焦点を離さない。そう、決めました。

ね、誰も見てないみたいに、踊って。

“Dance like nobody’s watching.”

I spotted those words, penned by a pastor somewhere, in an American supermarket.
They wormed their way quietly into my heart, forming a beautiful scene that stayed with me. At some point, along with the sight of someone wholly immersed in dancing, for me the verb “to dance” became a symbol of living life to the fullest.

I want to collect light.
Battling, fighting, wounding each other. Uncertainty, fear, disappointment.
I’d rather silently collect light than resist them all.
The light that spills onto the days I, you, they, live.
Ephemerally, powerfully, gently, sharply.
Picking up every example of that light, adding it to the never-ending pile, is for me akin to saying a powerful prayer. Like song, because I can’t write songs. Like dancing.

Those particles of light I’ve scooped up eventually make their way far out of my hands, calling to each other to increase the brightness. People wreathed in light embrace each other, forgive each other, and fear disappears. This is a world of people helping each other, sharing with each other, loving each other. I’ve decided never to shift my focus from that.

So go ahead, dance like nobody’s watching.

 


  ABOUT BOOK

2017年4月3日 初版第一刷発行
著者|中川正子
発行|Pilgrim
3,900 JPY

216mm×302mm
64ページ

アートディレクション|佐藤孝好(オギャー)
デザイン|廣瀬豊(オギャー)
プリンティングディレクター|熊倉桂三(山田写真製版所)
印刷・製本|株式会社 山田写真製版所
寄稿|安東嵩史
和文英訳|パメラ・ミキ・アソシエイツ

DAREODO

First edition, first printing  April 3, 2017
Author|Masako Nakagawa
Publisher|Tetsuya Ogasawara
Published by Pilgrim

Art direction|Takayoshi Sato (Ogya)
Design|Yutaka Hirose (Ogya)
Printing direction|Keizo Kumakura (Yamada Photo Process)
Printed and bound by Yamada Photo Process Co., Ltd.
Contributing editor|Takafumi Ando

English translation|Pamela Miki Associates


  PROFILE

中川正子 (なかがわ・まさこ)

1973年横浜生まれ。1995年、津田塾大学英文学科在学中にCalifornia state university, Haywardに留学。写真と出会う。自然な表情をとらえたポートレート、光る日々のスライス、美しいランドスケープを得意とする。写真展を定期的に行い、雑誌、広告 、アーティスと写真、書籍など多ジャンルで活動中。
2011年3月に岡山に拠点を移す。現在、東京と岡山を往復する日々。自身の出産と震災後の世界を描いた写真集「新世界」(PLANCTON刊)は全国6カ所で巡回をし好評を得た。最新の写真集として、東日本大震災の後に岡山へ移住した人々の暮らしをモチーフにした物語『IMMIGRANTS』を発表。他に「旅の響き」(宮沢和史氏と共著) 河出書房新社刊「ふたりぶんのしあわせ」(カサイミク氏と共著) ピエブックス刊「通学路」(PLANCTON刊)、2017年春、最新写真集「ダレオド」(Pilgrim)刊行予定。


  BUY
BOOK MARUTE店頭、もしくはオンラインショップにてご購入いただけます。


「ダレオド」について、編集者の安東嵩史氏に寄稿いただきました。
  見えない光、それを見ること ー 中川正子『ダレオド』に寄せて

 

  

 


PROFILE|

中川正子 (なかがわ・まさこ)

1973年横浜生まれ。1995年、津田塾大学英文学科在学中にCalifornia state university, Haywardに留学。写真と出会う。自然な表情をとらえたポートレート、光る日々のスライス、美しいランドスケープを得意とする。写真展を定期的に行い、雑誌、広告 、アーティスト写真、書籍など多ジャンルで活動中。
2011年3月に岡山に拠点を移す。現在、東京と岡山を往復する日々。自身の出産と震災後の世界を描いた写真集「新世界」(PLANCTON刊)は全国6カ所で巡回をし好評を得た。最新の写真集として、東日本大震災の後に岡山へ移住した人々の暮らしをモチーフにした物語『IMMIGRANTS』を発表。他に「旅の響き」(宮沢和史氏と共著) 河出書房新社刊「ふたりぶんのしあわせ」(カサイミク氏と共著) ピエブックス刊「通学路」(PLANCTON刊)、2017年春、最新写真集「ダレオド」(Pilgrim)刊行予定。

2017-03-14 | Posted in pastComments Closed 

 

EXHIBITION 4/18-25|何宇倫写真展「くも」


何宇倫写真展「くも」
4/18(tue)→ 25(tue)

 

多目見不同
多足路不重
蠅虎擦肩過
織網結緣中


台湾から来た写真家・何宇倫(ユルン・ホ-)、通称「何くん」の写真展を開催します。
彼は今年2月から5月まで、高松に滞在しながら作品制作をしました。滞在中、高松で出会った人々のポートレートを毎日のように撮影し続けてきました。
無数のポートレートによって、彼が伝えたいものは何でしょうか。空間全体を使い、インスタレーションで表現します。
ぜひご来場いただき、ご高覧ください。

EXHIBITION|
何宇倫写真展「くも」

[日時]2017年4月18日(火)- 25日(火)
[時間]13:00-20:00/土日11:00-20:00
[入場料]無料

 

EVENT|
台湾の写真家・何宇倫ギャラリートーク

[日時]2017年4月21日(金)19:00〜(受付18:30〜)
[参加費]無料
▶︎参加申込はこちら

 


PROFILE|

yulunho.net

何宇倫 ユルン・ホー
1991年台湾生まれ。15歳からカナダに留学。Vancouver Institute of Media Artsでポートレート写真を専攻。卒業後はI AM MADE Entertainment のカメラマンとして勤務。 カナダでは広告写真を撮影する傍ら、アート写真にも取り組む。2014年には、より広い世界で活躍するため、ニューヨークに渡る。同年、国際写真センター写真科を卒業。現在は台湾を拠点に活動中。 肖像好き、ぼやけ好き、大判カメラ好き、変なもの大好き。

何宇倫 Alan Yu-Lun Ho
出生於1991年, 大學時就讀商業攝影學系,畢業後於I AM MADE Entertainment 擔任攝影師,拍攝肖像攝影。但是漸漸認知到攝影的世界並不局限於商業肖像攝影 , 想去更了解藝術攝影的廣泛性與多變性.。 之後前往紐約國際攝影中心學習藝術攝影畢業於2014年,現居台北。 喜歡肖像,喜愛模糊,熱愛8X10相機,更愛奇怪的東西。

Alan Yu-Lun Ho
Born in 1991, Alan grew up in Taiwan, the time when film were transforming to digital. He captures the more serious, classic portraits with film, while he also digitally produces portraits. He studied commercial photography in college. After he graduated from college he worked at I AM MADE Entertainment as photographer. However, after a while he realized the world of photography is not only in commercial, but also very wide and variability. He moved to New York City, studied in International Center of Photography, graduated in 2014. Now he moved back to Taiwan, living in Taipei. He always interested in portrait, loves blurry, loves using 8X10 large format camera.

 

2017-03-12 | Posted in pastComments Closed 

 

EXHIBITION 4/7-16|エレナ・トゥタッチコワ展覧会 「In Summer: Apples, Fossils and the Book」

 
エレナ・トゥタッチコワ展覧会
「In Summer: Apples, Fossils and the Book」
4/7(fri)→ 16(sun)

 

モスクワ出身で東京在住のエレナトゥタッチコワによる初写真集『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』(torch press)の刊行を記念して、MARÜTE GALLERYで写真展を行います。

本作はトゥタッチコワが幼少期の記憶をテーマに、ロシアの自然に囲まれて暮らす兄妹たちのかけがえのない夏の日々を、美しい風景とともに2009年から継続的に撮りためてきた作品群となります。 ロシアには夏の期間、祖父母が住む田舎の家や、「ダーチャ」と呼ばれる自然の家で過ごす習慣があり、寒い冬が訪れる土地で、夏という季節は特別な意味を持ちます。そして太陽が輝く夏がいつの間にか始まり去って行くように、あどけない少年少女たちも知らず知らずのうちに成長し大人になっていきます。そんなささやかな、けれど誰もが経験するであろう変化を、“林檎が落ちる音”という言葉が暗喩しています。刹那的でありながら懐かしく、記憶の奥に柔らかく触れる写真たち。国境を越えた普遍的な感性によって、清々しい一冊が生まれました。 MARÜTE GALLERYでは、写真集にも収録されている「Treasures」を、写真集から選んだ作品とともに展示します。
 

 

EXHIBITION|

エレナ・トゥタッチコワ展覧会
「In Summer: Apples, Fossils and the Book」

[日時]2017年4月7日(金)- 16日(日)※4月12日のみ休廊
[時間]13:00-20:00/土日11:00-20:00
[入場料]無料

 

EVENT|

トークイベント
エレナ・トゥタッチコワ×網野奈央(torch press)

[日時]2017年4月8日(土)19:00〜(受付18:30〜)
[参加費]1,000円(1ドリンク付)
▶︎参加申込はこちら

 

PROFILE|

エレナ・トゥタッチコワ/Elena Tutatchikova
1984年、モスクワ生まれ、東京在住。モスクワでクラシック音楽や日本の歴史を学んだ後、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻で学ぶ。主な展覧会には、個展「After an Apple Falls From the Tree, There is a Sound」 POETIC SCAPE(東京、2015)、東京写真月間「To the Northern Shores」 MUSEE F (東京、2015)、グループ展「はじまりのしじま “In the Beginning, Silence was Always Silence”」Takuro Someya Contemporary Art (東京、2015)、茨城県北芸術祭(2016)等がある。2016年に初写真集『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』を刊行し、POSTとnaniの二カ所で個展を行った。
http://elenatutatchikova.com/

 

2017-02-06 | Posted in pastComments Closed 

 

EXHIBITION 3/17-4/3|かくたみほ「 MOI MOI そばにいる」刊行記念展

かくたみほ
「MOI MOI そばにいる」刊行記念展
3/17(fri)→ 4/3(mon)

 

日本と似ているフィンランド。わかりやすい例だと靴を脱いで生活するでしょうか。
大きなカメラをぶら下げて旅行者丸出しの私に、道を案内してくれたり治安の良い・・・作品撮りしやすい国でした。
白夜と極夜の光と色の風景は美しく湖が鏡のようになる景色が好きです。自然信仰の文化もあり、森や湖からの恵みに感謝して暮らす人々の素朴な生き方にも共感を覚えました。首都に暮らす人々も身近に群島や森があり、私も真似て長靴を持参して森に入り、火を囲むのがとても楽くて10年通っています。
すべて中判カメラで撮影してきたフィルムより手焼きプリントした作品を展示します。

かくたみほ


今年1月に、かくたみほさんの最新写真集「MOI MOI そばにいる」が出版されました。これを記念して、MARÜTE GALLERYでかくたみほさんの写真展とトークイベントを開催します。

かくたさんがライフワークとして10年通い続けている、森と湖の国フィンランドの豊かな自然や、美しい街中で出会ったのびやかに暮らす人とどうぶつたち。今回の写真集には言葉も添えられ、撮影中のあたたかいエピソードとともに、写真を楽しむことができます。
写真集のタイトルにある「MOI MOI」(モイモイ)は、フィンランドの挨拶で、「やぁ!」という意味。
かくたみほさんが切り取ったフィンランドの優しい時間に、会いに来てください。

*プリントは全てハッセルブラッドで撮影されているため、スクエアの仕上がりです。ネガフィルムで撮影され、自家暗室にて本人により手焼きプリントされています。明るい印象の作風ですが、決して露出オーバーではなく、光の使い方で柔らかい印象に仕上げられています。
展示するオリジナルプリントは購入できます。


 

EXHIBITION|
かくたみほ「MOI MOI そばにいる」刊行記念展

[日時]2017年3月17日(金)- 4月3日(月)※水曜定休
[時間]13:00-20:00/土日11:00-20:00
[入場料]無料

 

EVENT|
写真家・かくたみほギャラリートーク

[日時]2017年3月18日(土)19:00〜(受付18:30〜)
[参加費]1,000円(1ドリンク付)
▶︎参加申込はこちら

 

BOOK|

「MOIMOIそばにいる」

本書では、見る人の眼差しを和らげる不思議な魅力の写真によって、何気ない暮らしのなかや、動物と人間の関係など、フィンランドを身近に感じることができ、日本人が長きにわたって保っていた自然と人間との関係についても思いを巡らせるような、広く豊かな気持ちを育んでくれます。  

「彼の国の、空気の清涼さ、森の爽やかさ、日のひかりの有難み。フィンランドの大地に関する、何か「よきこと」が、この写真家の撮る写真には現れているようだ。四季を通して、その呼吸を感じられる写真集。」辻山良雄(Title)

出版:求龍堂
AD:佐々木暁
仕様:190×190mm 並製本 112(89点収録)
2,300+tax

 

PROFILE|
かくたみほ

1977年、三重県鈴鹿市生まれ。
スタジオLOFTスタジオマンを経て写真家小林幹幸に師事後、独立。
雑誌やCDジャケット、ファッションブランドカタログなどの撮影と平行して、光とトーンを活かした作風で活動中。
ライフワークではフィルムカメラを愛用して旅をベースに光、暮し、自然、対なるものに重きを置いて制作。
フィンランドやブータンの風景や人々をテーマにしたNOTE BOOK写真集もシリーズで刊行を続ける。
著書に『あふるる』(自社出版 2009年)『dog photographer』(翔泳社 2009年)『写真の撮り方 きほんBOOK』(マイコミ 2010年)『ふんわりかわいい写真の撮り方ノート』(インプレスジャパン 2010年)『キラリキラリ』(パイインターナショナル 2013年)などがある。
2004年より各地で個展、グループ展多数。
http://mihokakuta.com/

 

2017-02-03 | Posted in pastComments Closed 

 

FAIR 3/10-4/9|Noritake “SOME PRODUCTS”

このたびBOOK MARUTEにて、イラストレーターNoritake さんのグッズを集めたフェア “SOME PRODUCTS” を開催します。

定番のTシャツやトートバッグ、ノートやサインペンをはじめ、ドローイング作品をまとめたZINEなど、Noritake さんならではのプロダクトが一堂に会します。
ぜひこの機会にお立ち寄りください。

 

Noritake
“SOME PRODUCTS”

[日時]2017月3月10日(金)- 4月9日(日)※水曜休
[時間]13:00-20:00 / 土日祝11:00-20:00
[入場料]無料


Noritake
イラストレーター。広告、書籍、雑誌、ファッション、壁画など国内外で活動。モノクロドローイングを軸に様々な企画に携わる。ノートなどのプロダクト制作もおこなう。

www.noritake.org

2017-01-27 | Posted in past143 Comments » 

 

EXHIBITION 3/4-13|LOST & FOUND PROJECT 〜東日本大震災6周年企画〜

東日本大震災6周年企画
LOST & FOUND PROJECT
3/4(sat)→ 13(mon)

 

東日本大震災から、早くも6年がたちます。

写真家の高橋宗正さんは震災後、宮城県にある山元町という小さな海沿いの町で、津波で流された洗浄して写真を持ち主の手に返す「思い出サルベージアルバム」というプロジェクトに携わってきました。
彼が代表をつとめる「LOST & FOUND PROJECT」は、それらの洗浄された写真を各地で展示することで、「何か小さくてもできることがあれば」と思っている全国の人と、山元町とを繋げることができれば、と始めた活動です。

3月4日より、MARÜTE GALLERYでは、あの日津波で流されたたくさんの写真を展示します。
初日夜には、高橋宗正さんのトークイベントも開催します。

写真を前に、それぞれに、何かを感じていただけたらと、願っています。

 


〜以下、LOST & PROJECT のウェブサイトより〜

 

2011年3月11日まで、ここにある写真たちは全て誰かの家にありました。

地震とそれに伴う津波は、家を、そしてその中にある多くのものを流していきました。
海辺の町は、一面ガレキだらけになったそうです。そこには車も服も冷蔵庫も、
写真やアルバムもそして人も、全部ごちゃ混ぜに泥だらけになって、
静かに横たわっていました。

それから少しして、生存者の捜索が終わりガレキの撤去が始まると、
自衛隊や消防署員や警察官や、町にいるいろんな人がその中から写真を拾いあげ、
別の場所に集めておくようになりました。
それは誰に頼まれたわけでもなく、
はっきりとした目的意識があったわけでもありませんでした。
ほとんど何もなくなってしまった場所で、戻るものが何もない場所で、
それでも何かを戻せたらと思ったのではないでしょうか。
集められた写真は体育館いっぱいになっていきました。

地震から2ヶ月近くが過ぎた頃、集められた写真たちを持ち主の手に戻そうという
「思い出サルベージ」プロジェクトが本格的に始まりました。
東京をはじめ日本の各地からボランティアが集まり、
集められた写真は少しずつ洗浄され、データ化されていきました。

写真の状態は様々でした。
比較的きれいなものから、バクテリアによる浸食が進み表面の像が
ほとんど溶けてしまったものまで。そしてここにある写真の多くは、
損傷が激しく持ち主の判別が難しいと判断されたものと、
運良く持ち主が見つかったものから貸してもらったものです。
3月11日までは、誰の家の引き出しにもあるような家族の、
仲間との思い出の写真だったはずです。

ぼくらは写真を撮ります。何枚かは大事にされ、
その他はあまり顧みられずに置いておかれます。
ぼくらは楽しい時、何かいいことがあった時、
誰かに見せたいものと出会った時写真を撮ります。

ここにある写真も同じでした。
一枚一枚その想いに大小はあれど、誰かが残しておきたいと思った場面でした。

この写真たちを前に何を思うべきなのか、答えは出ません。
見つかった写真を喜ぶべきか、もう持ち主の手に戻らない写真を悲しむべきなのか、
それともいなくなってしまった人たちのことか。
何か答えを出そうとするたびに、足りないものが出てくるような気がします。

それでも見つめることからしか何も見えてこないのだと思います。

 


EXHIBITION|
LOST & FOUND PROJECT

[日時]2017年3月4日(土)- 13日(月)※3月8日のみ休廊
[時間]13:00-20:00/土日11:00-20:00
[入場料]無料

 

EVENT|
写真家・高橋宗正トーク&スライドショー

[日時]2017年3月4日(土)18:30〜(受付18:00〜)
[参加費]1,000円+1ドリンク制
▶︎参加申込はこちら

 

*設営のお手伝いさんを募集しています。
3/2(木)と3/3(金)の好きな時間(13:00〜19:00の間)に来て、写真家の高橋宗正さんと一緒に、写真をペタペタと壁に貼る作業です。
もし来ていただける方は、簡単なフォームに送信していただけると人数が把握しやすくて助かります。 送信せずにふらっと来ていただいても参加はOKです。 フォーム https://goo.gl/forms/Y4U6nHr8i474RqVf2 

<設営のお手伝い>
日時:3/2(木)と3/3(金)
13:00〜19:00の間、いつでも、何分でも。
場所:MARUTE GALLERY(北浜アリー2F、umieさん手前)

 

LOST & FOUND PROJECT http://lostandfound311.jp/ja/
高橋宗正 http://www.munemas.com

 

2017-01-20 | Posted in pastComments Closed 

 

EXHIBITION 2/11-20|井上真輔 写真展 “TRAINING DAYS IN BOSNIA AND HERZEGOVINA”

井上真輔 写真展
TRAINING DAYS IN BOSNIA AND HERZEGOVINA
2/11(sat)→ 2/20(mon)

 

2014年より、毎年ボスニア・ヘルツェゴビナに渡航し、そこにある風景、街、人々のリアルな日常を記録してきた、香川在住の写真家・井上真輔の初個展です。

ボスニア紛争終結からおよそ20年。 近代史上最も長い包囲戦を生き抜いた人々はいま、何を思い、どのように生きているのか。

井上は昨年11月、サラエボ在住の著名な写真家Ziyah Gafić 氏(http://www.ziyahgafic.ba/)のアトリエに約1ヶ月間滞在しながら、街の様子や人々の生活ぶりを記録しました。 そこには、停滞する復興、失業、汚職・・・様々な問題や矛盾を抱えつつも、日常を穏やかに過ごす人々の群像がありました。

今回は、主にその滞在中に撮影した作品を展示・販売いたします。

*2/19(日)にはギャラリートークを行います。 写真のこと、旅のこと、ボスニアの現状について etc. スライドを見ながら深く掘り下げます。 どなたでもお気軽にご参加ください。

 


 

EXHIBITION|
井上真輔写真展
“TRAINING DAYS IN BOSNIA AND HERZEGOVINA”

[日時]2017.2.11(sat)- 2.20(mon)※2/15休廊
[時間]13:00-19:00/土日11:00-19:00
[入場料]無料

 

EVENT|
ギャラリートーク

[日時]2017.2.19(sun)18:00〜
[参加費]500円(ドリンク付)
▶︎参加申込はこちら

 

PROFILE|
井上真輔  Shinsuke Inoue

略歴 1979年生まれ。大阪府出身。2003年よりインドの古典打楽器タブラを、Kul Bhushan Bhargava氏に師事。2010年、ジャパン・キックボクシング・イノベーションのプロライセンスを取得。2012年、写真を始める。2015年、写真を石川直樹氏に師事。2016年、サラエボにて写真をZiyah Gafic氏に師事。現在香川県在住。 http://shinsukeinoue.com/

2017-01-05 | Posted in past562 Comments » 

 

FAIR 12/16-1/30|SHUKYU Magazine POP-UP STORE(延長決定)

SHUKYU Magazine POP-UP STORE
12/16(fri)→ 1/15(sun)
 
日本のフットボールカルチャーマガジン「SHUKYU Magazine」最新号であるISSUE 3(特集は「アイデンティティ」)の発売を記念して、BOOK MARUTE店内でSHUKYU Magazine POP-UP STOREを開催します。1月中旬まで、マルテの一角にSHUKYU Magazineコーナーが現れますよ。
バックナンバーはもちろん、写真の展示やグッズやポスターも登場します。ぜひお気軽にご来店くださいませ。 [日時]2016月12月16日(金)- 1月15日(日)※主に火水休
[時間]13:00-19:00/土日11:00-19:00
[会場]BOOK MARÜTE

2016-12-08 | Posted in past13 Comments » 

 

EXHIBITION 12/26-1/4|安西水丸 「ON THE TABLE」刊行記念展

 

安西水丸 「ON THE TABLE」刊行記念展
12/26(mon)→ 1/4(wed)

イラストレーター安西水丸のシルクスクリーン作品をまとめた作品集『ON THE TABLE』。この本の刊行を記念し、東京、大阪、名古屋に次ぐ4度目の作品展を開催いたします。
『ON THE TABLE』は、安西さんが1987年~1991年にかけて、個展のためだけに描き下ろしたシルクスクリーンの作品を一冊にまとめたアートブックです。収録作品のおよそ9割が初めて書籍化されました。今回の展覧会では、収録作品から11点のシルクスクリーンを展示いたします。
2016年夏に「美術館えきKYOTO」で開催された『イラストレーター安西水丸』展には出展されなかった貴重な作品も含まれます。また一部の作品は販売も行います。 30年前に刷られたとは思えない、鮮やかな色と生き生きとした線。イラストレーター安西水丸の世界を、ぜひこの機会にお楽しみください。

 

安西水丸 「ON THE TABLE」刊行記念展
 
[日時]2016年12月26日(月)- 2017年1月4日(水)※12/31、1/1のみ閉廊
[時間]13:00-19:00(1/2-4は11:00-17:00)
[入場料]無料
 
 
 
安西水丸『ON THE TABLE』
 
A4判変型(W300☓H220)/ハードカバー・クロス装/オールカラー64P/掲載作品点数30点(表紙含む)/デザイン前田晃伸/定価4200円+税/発行Baci/ISBN978-4-9908859-1-5 C0071
 
 

 
アトリエから見つかった、幻のシルクスクリーン
 
2014年に急逝したイラストレーターの安西水丸。アトリエに残された作品を整理するなかで新たに見つかったのが、個展のためだけに制作されたシルクスクリーンの作品です。描かれた時期は1987年〜1991年。安西氏が45歳〜49歳の頃です。緊張感のある構図、引っ掻くような細い線、透明感のある色。どこか静謐で洗練された印象を受けます。  本書はこれら30点のシルクスクリーンをまとめた作品集です。一部は安西さんと親交の深かったギャラリー〈スペースユイ〉に保管されていました。収録作品の9割が初めての書籍化となります。印刷には高彩度インキを使用し、シルクスクリーン独特の透明感のある発色に近づけました。収録テキストは作品タイトルとプロフィールのみ。静かに絵と向き合うための一冊です。デザインは雑誌『POPEYE』のアートディレクターとして活躍する前田晃伸。プロダクトとしても魅力のある一冊に仕上がりました。
2016-11-30 | Posted in pastComments Closed 

 

EXHIBITION 12/12-18|『she see sea.』出版記念展

 

香川に暮らすイワサトミキさん、大阪に暮らすイケダユーコさん、福岡に暮らすムツロマサコさん。
海を隔て、それぞれの街で暮らす3人の絵描きによるアートブック『she see sea.』が出版されたことを記念し、福岡、徳島、京都に次ぐ作品展を行います。

 

冒頭に「彼女は海を見ている(=she see sea.)」という一文からはじまる、3つの異なるものがたり。それぞれが全く違ったタッチで描く「海」のものがたりを、ぜひご覧ください。

 

本展では、「she see sea.」の原画作品、作品集「she see sea.」、ならびに関連アイテム(シーシーシール /イワサトミキさんのカワラの船 / イケダユーコさんの貝殻作品 / ムツロマサコさんの紙の船やモビール など)の展示販売を行います。

ぜひお気軽にご来場ください。

 

EXHIBITION|

『she see sea.』出版記念展
 
[日時]2016年12月12日(月)- 12月18日(日)水曜休
[時間]13:00-19:00/土日11:00-19:00
[入場料]無料
 

 
 
 
『she see sea.』
¥1,200 + tax 著者:イケダユーコ、イワサトミキ、ムツロマサコ
発行: uta no tane (info@utanotane-shop.com)、 toori (kissa.tori@gmail.com)
500部限定 / 38ページ / 糸綴じ・手製本 / ハトロン紙ケース付
 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

PROFILE|


イワサトミキ
http://iwasatomiki.com
絵描き。双子の姉の方。香川在住。イラスト、グラフィックデザイン、絵画、立体、アニメーション制作など、ジャンルレスな活動をしている。2013年より神戸の室内音楽祭『港町ポリフォニー』のメインビジュアル&アートワークを手がけている。

 


イケダユーコ

http://ikedayu-ko.com

画家、イラストレーター。1980年、広島生まれ。大阪在住。大阪総合デザイン専門学校イラストレーション科卒。2004年から、関西を中心に、個展を通して作家活動をはじめ、雑誌や書籍のイラストレーションの仕事も行う。日々の中で目にとまる景色や、心の中にある故郷の海のことを描き続けている。

 


ムツロマサコ
1977年、佐賀生まれ。福岡在住。デザイン事務所を経て2006年からフリーのイラストレーターとして、広告、雑誌、店舗の壁面など様々な媒体で活動。そのほか個展や企画展への参加など。地元佐賀のアーティストたちとリレー形式で描く数字の旅が、台湾の出版社『田園城市』よろ一冊の本『NAYUTA365 那由他:無限日日』として発行される。
2016-11-25 | Posted in past14 Comments »